【仙丈ケ岳】百名山#8/初心者登山体験記/南アルプス入門編/仙流荘・仙丈小屋泊/2023年8月

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しらたき

8つ目の百名山「仙丈ケ岳」へ行ってきました。

ちくわ(夫)

南アルプス入門編の山ってホント?入門編てウソでしょ(涙)

しらたき

山小屋の朝晩は寒い!フリースとダウンジャンバーの重ね着でした!!

ちくわ(夫)

連日、気温が35℃超えの愛知県とは別世界だね

しらたき

林道バス乗り場に一番近い宿「仙流荘」に前泊、2日目は山頂付近の「仙丈小屋」2泊3日の行程でした。

ちくわ(夫)

山小屋はプライベートな空間が少なくて、足音やいびきが気になるね

しらたき

ちくわさんのイビキが一番うるさかったかもね

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目次

仙丈ケ岳(せんじょうがたけ)について

仙丈ケ岳(せんじょうがたけ)
標高 3033m
登山ルート 1日目 北沢峠→小仙丈ケ岳→仙丈ケ岳→仙丈小屋
      2日目 仙丈小屋→馬の背ヒュッテ→藪沢小屋→5合目→北沢峠
累積標高差 1日目 のぼり1061m/くだり219m
      2日目 のぼり72m/くだり910m
歩行距離 1日目 4.9km
     2日目 4.3km 
歩行時間 1日目 5時間4分(休憩81分含む)
     2日目 3時間15分(休憩11分含む)
場所 長野県
マイカーのアクセス 中央自動車道 伊那IC下車後約40分
登山口(北沢峠)へはマイカー規制のため南アルプス林道バスに乗り換え約55分

3日間のスケジュール

1日目(前泊)
午前中に愛知県を出発
伊那市でランチ「カフェ 雨ことば」
「仙流荘」にて前泊 

2日目
6:30 仙流荘でゆっくり朝食 
8:05 アルプス林道バスに乗車(約50分)
9:00 登山開始
13:35 仙丈ケ岳 山頂到着
14:00 仙丈小屋到着
17:00 夕飯
21:00 消灯

3日目
5:00 朝食
5:39 仙丈小屋出発 下山開始
8:54 北沢峠到着(バス乗り場)
9:15頃 林道バスの臨時増発便に乗車
10:15頃 林道バス駐車場へ到着 
10:30 道の駅「南アルプスむら長谷」
11:00 日帰り温泉「みはらしの湯」
12:30 伊那市でランチ「WEST VILLAGE CAFE」

仙丈ケ岳の登山タイムスケジュール

上り(約5時間)
9:00 北沢峠から登山開始
12:00 小仙丈ケ岳(こせんじょうがたけ)到着
13:35 仙丈ケ岳 山頂到着
14:00 仙丈小屋 到着

下り(3時間ちょい)
5:39 仙丈小屋から下山開始
6:16 馬の背ヒュッテ
6:40 藪沢小屋
8:54 北沢峠到着 下山終了

南アルプス林道バスについて

アルプス林道バス
駐車場が少ない
キャッシュレス決済もできる
乗車券売り場
車窓からの景色

このバスに乗らないと仙丈ケ岳には行けないためバスの発車時刻に合わせてスケジュールを決める。
前日に乗車券を買っておくと翌朝スムーズに活動できる、キャッシュレス対応あり。
駐車場が少ないため前日のうちに林道バス駐車場へ車を移動しておくとよい(料金は5日間1000円)
帰路の北沢峠からのバスは乗客が28名揃うと臨時便を出してくれる。
車窓から野生のサルを見かけた。バス料金は往復で2740円(荷物の持ち込み代含む)

仙丈ケ岳への登山道(北沢峠から)

北沢峠
トイレ
バスの待合室
あっち甲斐駒ヶ岳、こっち仙丈ケ岳
苔むす登山道
林道をひたすら歩く
林道
一合目
二合目
階段あり
三合目
岩がゴロゴロ
四合目
岩がゴロゴロ
五合目 分岐地点
相変わらず岩がゴロゴロ
景色が開けた
岩をよじのぼる
六合目 遠くに山々が見える
このあたりからはハイマツ帯
稜線見えたーーー
広々としたハイマツ帯
分岐地点
なんか見えたーー
小仙丈ケ岳へキターーーーー
なんと優美なカール
一番怖かった岩場 
8合目 あれ7合目どこだった?
頂上まであと20分の位置
雨がポツポツ
山頂 雨ザーザー
3030m仙丈ケ岳山頂 視界悪し
上下カッパ着用
お気に入りのヘルメットが活躍

山頂付近で雨が降ってきた、急いで上下カッパ、ザックカバーをして山頂へ。

あいにくの天候で山頂の景色は真っ白だったが、手前の小仙丈ケ岳では優美なカールを見ることができた。

山のお天気は一瞬にして変わる。

雨がパラパラしているうちに見切り発車でカッパを着てしまうのがオススメ!

カッパを着るタイミングは雨が本格的に降ってからでは遅く後悔することになる。あたりは濡れた地面でまずはザックをどこへ置くのか悩む。衣類が濡れてしまうと気温が低いため急激に身体が冷えてしまう。ビショビショになってしまったザックは重くなり活動をさまたげる、また濡れたザックは山小屋へ持ち込めない、そして翌日濡れた重いザックを背負って活動しなくてはならなくなり後々非常に困ったことになる。

仙丈小屋からの下山道

仙丈小屋から出発
小さく見えるのが仙丈小屋
馬の背ヒュッテ
藪沢小屋
藪沢小屋前トイレブース
沢を横切っていくよ

下山は雨もやみ、前日より涼しく快適な気温だった。
のぼりとは違うルートで、沢を何度か横切りながら進んだ。

雨あがりで濡れた木の根で何度かツルっと転倒してしまいヒジやおしりが痛い。
大きなゲガにならなくてよかった。慎重に歩いているつもりだが全ての転倒を防ぐのはむずかしい。

北沢峠バス停でバスを待つ人が28人に達すると臨時バスが増発され、予定よりも早く帰路につくことができた。

仙流荘について(前泊宿)

外観
玄関マット
ロビー
女性宿泊者限定の浴衣サービス
 現金支払い
お土産ショップ
自動販売機
自動販売機
休憩所

仙流荘は南アルプス林道バス乗り場に一番近いため、前泊宿と割り切って多少内容がよくないことは承知で選択した(笑)

ところがですね信じられないぐらいお料理がおいしかったんですよ♪
厳選された地元の食材を使い、創意工夫が凝らされた素晴らしい内容のお食事だったのです。

値段が高くて高級宿で料理が美味しいのは当たり前。
仙流荘って高級旅館じゃないですし、お値段も高くないのに料理の質が高級旅館並みってすごいと思いませんか??
(1泊2食付きツイン、1部屋 約32,000円なので一人あたり16,000円)

古い建物ながらも館内はキレイにお掃除されており、お風呂もよかった。

贅沢を言うならば入浴できる時間を長くしてほしい。

日帰り入浴は12時から開始のため、下山後に時間をもてあましてしまうので他の入浴施設に移動した。
休憩所もあるから12時まで休憩しつつ待機してもよかったのかもしれない。

仙流荘のお部屋

ツイン
浴衣・タオルあり
絨毯だけど館内は土足OK

仙流荘の夕食

おしながき
前菜3種
お造り 信州サーモン 甘エビ
あまご塩焼き よもぎ麩田楽
トマトとチーズの茶碗蒸し
信州ポークの彩り蒸し鍋
揚物
ご飯 味噌汁 香物
甘酒プリンとフルーツ

仙流荘の朝食

翌日登山中の昼食のおにぎりはチェックイン時に注文しておくと朝食と一緒に用意しておいてくれる。一人分720円。

仙流荘のお風呂

使用されていないが、ロッククライミング施設あり
仙流荘HPより転載
仙流荘HPより転載

入浴はチェックインから20:30まで
翌朝は6:00~7:30

とてもいいお風呂なので何度も楽しみたいところですが使用できる時間が短く、ご飯の前後で急いで使用することになります。

山小屋ではお風呂がないことを思えば、もうなんでもいいからフロがあるだけで超絶ありがたい(笑)

仙丈小屋について

外観
看板
展望デッキからの夕日
軽食・お土産など販売
軽食・お土産など販売
挽きたてのコーヒー600円
仙丈小屋の夕食
仙丈小屋の朝食 5時
仙丈小屋からの日の出待ち 4時30分
雲海 朝4時35分
刻々と変化する景色 4時35分
朝4時36分
赤い印が仙丈小屋

6月から予約開始。
昨年は仙丈小屋の予約がとれず断念したため、今年は予約開始と同時に電話し念願の仙丈ケ岳登山が叶った。

夕飯は17時から。
朝食は5~6時の間の好きな時間に食堂へ行くと魚を焼いて温かいものを提供してくれる。

居室は隣の人と仕切り一枚を隔てているだけなので、いびき、歯ぎしり、おなら、トイレへ立つ音などいろいろ(笑)
それでも寝る場所があるということは本当にありがたい。雨風をしのいでくれる山小屋のありがたさよ。

消灯は21時。真っ暗闇なのでトイレへ行く際はヘッドライトで足元を照らしながら行動する。

1泊2食、寝具付きで一人13000円。

伊那市でランチ「雨ことば」

おすすめの日帰り温泉

みはらしの湯

みはらしの湯サイトから転載

伊那ICからマイカーで約5分の場所。
南アルプス林道バス駐車場からマイカーで約40分の場所。
日曜日はレストランがお休みで利用できなかった(涙)

高遠さくらホテル

高遠さくらホテルHPより転載
高遠さくらホテルHPより転載

南アルプス林道バス駐車場からマイカーで約15分の場所。
ランチが美味しそう。
こちらを利用したかったが、残念ながらこの日はランチが臨時休業(涙)

伊那市でランチ「WEST VILLAGE CAFE」

おわりに

念願の仙丈小屋に宿泊できた!
風呂は無い、ネットもつながらない、消灯は21時。
眠れないけどネットがつながらないからマンガも読めない、Youtubeも視聴できない。
真っ暗な中、他の宿泊客のいびきを聞くぐらいしかやることがない(笑)
ただただ何時間も夜明けをじっと待っていた。

山小屋は快適というにはほど遠いが、山の中においては「ここは天国か?」というぐらい快適な場所だ。

我々のように体力がない者は日帰りで仙丈ケ岳を往復することはかなり厳しい。
山小屋があるから重たい食料を背負って運ぶ必要がなく、お金さえ支払えばラクして温かいコーヒーも飲むことができてしまう。山の中で雨風を凌ぎ、温かい食事を提供してくれるということが本当にありがたいと感じる。

下山してきて家の電気、ネット、冷蔵庫をあければいつでも食べ物がある環境、当たり前のなんでもない日常がどれも嬉しく思える。もし山小屋へ宿泊する経験が無かったら、当たり前のことに感謝の念なんぞなかったはず。

ハッピーになる方法って意外と簡単なのかもしれない。



しらたき

電気があって、PCが使え、ネットがつながる、今日もブログが更新できる当たり前の日常よありがとう(*^-^*)

しらたき

最後までお読みくださいましてありがとうございます。
それではまた(^^)/~~~

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