日本百名山、丹沢山の山頂の山小屋「みやま山荘」へ宿泊した記録。
みやま山荘の宿泊を検討されている方の参考になれば幸いです。
丹沢山とは


神奈川県にある日本百名山
丹沢山(たんざわさん)
標高 1,567m
歩行時間 約10時間
歩行距離 約18㎞
累積標高差 のぼり1,765m/くだり1,764m
みやま山荘について
外観
チェックインが13時から。
早く到着したので山小屋前の広場にあるベンチで休憩。
山小屋の隣にある公共トイレは1回100円、みやま山荘の宿泊者は無料。



フロント
13時からチェックインの受付をしてもらえた。






御休みどころ
A1とA2、A3とA4が個室。
個室は布団が各2組、アコーディオンカーテンで仕切られプライベート空間が確保される。
個室の料金は他と差がなく予約時の先着順だそうな。



インナーシュラフの持参や購入を求められない、必要な人は持参するとよいかも。
不織布のマクラカバーが配布される。
充電ができないので携帯のバッテリーを持参するとよい。
休憩場所
休憩場所はフローリング部分にテーブルが2つ、テレビがある。
土間部分にはテーブルが3つ、ストーブがある。


水場
屋外に水場はあるが、凍結しているとのことで今回水は使えなかった。
トイレの後、食事の前の手洗い、洗面歯磨きに困った、手持ちのペットボトルの水やウエットティッシュでしのいだ。

お食事
とにかくご飯がおいしい
夕食の鴨肉、ポテトサラダ、みそ汁はしっかり塩分があり登山で汗をかき放出した塩分を補給し、疲労した身体にエネルギーチャージできた。たけのことわかめの煮物はメインディッシュとは対照的にあっさりと仕上げてあり繊細な味付け。いんげん、葉物の野菜おかずも程よい味付け。白飯が美味しく、デザートはコシあんのミニ大福。温かい、冷たい、甘い、辛い、しょっぱい、薄味、濃味などの要素がバランスよく盛り込まれていた。
朝食はしっかり味のついた具だくさんの味飯とみそ汁、あっさり味のヒジキの煮物、ゆでオクラのオカカかけ、くどすぎない甘さの厚焼き卵、塩分系の梅干しとコブ。





トイレ
トイレの近くに手洗場は無く、ポンプ式の消毒液が置いてある。
トイレを出たところに鏡があるが、暗くてよく見えないので化粧をする際は手鏡を持参するとよさそう。

山小屋に泊まろう
丹沢山は日帰り登山も可能な山だが、私は体力的に日帰りが難しいので山頂の山小屋「みやま山荘」に宿泊した。ネットでの山小屋情報が少なすぎて詳細がわからないまま現地を訪れたが、予想外に山小屋がキレイでご飯が美味しかった。
「丹沢山にはいくつかの山小屋があるが、みやま山荘のごはんが一番美味しいからここにした」と同日宿泊されていた方がおっしゃっていた、その言葉どおり超加工品を使用しすぎず素材の味を楽しむ本当においしいご飯だった。
山小屋の中、外、トイレどこもかしこもキレイにお掃除されていた。こんなキレイな山小屋が他にあるだろうか?白山の雷鳥荘は確かにキレイだったので無いとは言えないがなんといってもお値段が違いすぎる。
みやま山荘のこの質でこの値段は超値打ち!!
・白山の雷鳥荘 個室 1泊2食付 19,900円
・丹沢山のみやま山荘 個室 1泊2食付 9,100円
もし山小屋がなければテントや寝袋、食料などをすべて背負って登らなければならない。ザックはずっしり重く、足取りは自然と遅くなる。山小屋があるおかげで必要最低限の荷物だけで憧れの山の頂までたどりつくことができる。
例えその山小屋が古かろうと、料理が質素であろうと、わたしにとってはそこに山小屋が「ある」こと自体がなによりもありがたい。疲れた身体を休める場所があり、雨風をしのげる屋根がある、そんな山小屋の存在が体力が乏しい私の登山を実現させてくれている、どんな山小屋でもあるだけで十分価値がある。
だからこそ、これからも山小屋という文化が続き発展してほしいと願っている。山を愛する全ての人に、次の世代へとつながる山小屋の灯がこれからも、消えることなくあり続けて欲しいと思う。

最後までお読みくださいまして、ありがとうございます。
それではハッピーな人生を(^^)/~~~
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