こんにちわ しらたきです(#^^#) 三河から行くゆる~い登山の体験記録。美容と健康のために夫婦で登山を楽しんでいます。登山を始めたばかりの時は何を着て、何を持って、水分はどれぐらい持参すべきかいつも悩んでいました。これから登山を始める方、西穂独標を目指している方の参考になれば幸いです。
ロープウェイでいっきに駆け上がり、新穂高ロープウェイ終点「西穂高口駅」標高2156mからのスタート。西穂高独標までは山岳パノラマ、お花畑を楽しむゆるやかなコースだが、西穂高独標付近からは一変し、険しい大小のピークが連続する岩稜になる、眺望は素晴らしの一言。
我々は登山を始め約2年、登山口までの移動はいつもはマイカー、今回は登山口まで公共交通機関で移動する登山を試みた。電車バスでの移動を考えザックの目標重量は約8㎏以下。荷物を取捨選択しまとめるのが一番大変だった。8㎏の中にはザック本体、行動食、水2リットルも含まれるからだ。
行動食と水は絶対に外せない、着替えや日焼け止めグッズも必須、結局泣く泣く諦めたのは化粧品類と髪を巻くコテ。基礎化粧品(クレンジング、洗顔、化粧水、乳液)はホテルにあるものを利用し、メイクアップ品は一切もっていかなかった。テント泊だったらさらに荷物が多くなるわけだから、ほぼ寝言レベルの泣き言であることは間違いないが女性ならではの悩みでもある、登山を開始すればすぐに汗で落ちてしまうとはいえ化粧をしないという選択は勇気がいるものだ。
今回は県民割で一人1泊5000円の値引き、さらにクーポン2000円分がもらえお得な旅となった(コロナワクチン3回目の接種証明書が必要)
主なスケジュール
1日目は登山口付近まで移動しロープウェイすぐ横の「ホテル穂高」に前泊
2日目は始発ロープウェイに乗車し登山、下山後は福地温泉「孫九郎」へ宿泊
3日目は上高地を観光し帰宅
西穂独標について
西穂独標(にしほどっぴょう)
標高2701m(西穂高岳)
歩行距離 約7km
歩行時間 6時間(休憩含む)
累積標高差 登り993m/下り993m
場所 岐阜県・長野県
登山日 2022年7月25日
気温 山麓ロープウェイ乗り場付近 気温23℃ 降水確率10%、湿度74%、風速2m/s
山頂の気温14℃
天候 晴れ
服装 トレッキングパンツ(よく伸縮するもの)
トレッキング長袖シャツ(汗を発散しやすいもの)
サングラス、帽子、日焼け止め対策必須
持ち物 ザック
登山靴
レインウエア上下
ヘルメット
手袋
行動食(カロリーメイト、おせんべい、クッキー)
ウエットティッシュ
水分量 500~1000ml
山小屋のトイレは有料、小銭をもっていくとよいでしょう(100~200円)
ヘルメットを持参しました。
独標を超え、西穂高岳へチャレンジするためには必要。
1日目 移動~ホテル穂高
名古屋駅で切符を買い「ひだ5号」で出発!
JR高山駅まで約3時間
駅の売店で購入したホットコーヒーとさつまいも
移動が長く食事をする時間がとれないので、車中で食べる昼食はおにぎりを保冷剤とともに持参。
コンビニなど食料が買える場所が少ないので、おやつ、行動食は事前に準備しておくとよい。
外気はクッソ暑く、車内はクッソ寒い、寒暖差が激しいので上着があるとよい。
JR高山駅に到着
「3日フリー乗車券」を購入 1人9000円
3日間のバスがフリーで乗れるだけでなく、新穂高ロープウェイ往復料金、平湯温泉から上高地までのシャトルバス往復料金も含まれるお値打ちフリーパス。
ロープウェイ乗り場
忘れ物がもしあったら、登山グッズはここで購入できるよ
奥飛騨 新穂高温泉「ホテル穂高」
奥の階段がロープウェイ乗り場、翌朝始発に乗車するため近くのホテルをチョイス。
遠くに見える山々がすごいんだこれが。
宿泊料が1泊16500円なので、なんの期待も持たずに行ったが、お値段以上に良いホテルで驚いた。
露天風呂、釜風呂、大風呂どれもよく、あまりのフロのよさに8回入浴した。有料だがマッサージチェアもあった。
到着したらすぐお昼寝できるベッドのお部屋
女性のみ色つきの浴衣を無料で選ぶことができた。オシャレ感なくていいので作務衣があったら嬉しいな( *´艸`)
ホテル穂高の夕食
食べ過ぎない程よい量でどれもおいしいお料理。鮎が逆さまの珍しい盛り付け。天ぷらは無かったが摂取カロリーが気になるのでちょうどよい。食後のコーヒーはセルフサービスでおかわり自由。
ホテル穂高の朝食
葉っぱの上でミソを焼きご飯に乗せてたべる郷土料理の「ほうばみそ」ご飯がすすんじゃう~
7時早めの朝食、他のお客達はすでに登山服。浴衣なのは我らだけ、意気込みの違いを感じた。
2日目 西穂独標~福地温泉「孫九郎」
新穂高ロープウェイ
登山用の荷物と宿泊用をあらかじめ分けておき、第一ロープウェイ乗り場のコインロッカーへ登山で使用しない荷物を預けていった。
平日だが混雑していて始発に乗車できなかった。有料システムを知らなかったので次発臨時便に乗車。次回からは日時指定乗車券を必ず買いたい。
日時指定乗車券がWEBサイトで購入できる(一人300円)
第一ロープウェイ(4分)と第二ロープウェイ(7分)の2本を乗り継ぎ1039mを駆け上がる。日本で唯一の2階建てゴンドラ。中継地点の「しらかば平駅」にはおいしくてオシャレな「アルプスのパン屋さん」があり時間があれば是非たちよりたい。
西穂山荘
ロープウェイ西穂高口駅から徒歩約1時間で西穂山荘に到着。ラーメンなど軽食が販売されていて登山者でにぎわっていた。
我々はひとまず西穂独標を目指し、帰りにこちらの山荘にて昼食をとった(13時30分ごろ)
トイレは有料、小銭を準備しておくとよい。
西穂 丸山
西穂丸山2452m
西穂山荘から徒歩15分ほどでで西穂丸山に到着。
西穂独標
本日の目的地へ到達。景色は素晴らしいのひとことに尽きる。
独標を超え少しでも西穂高岳へ近づいてみたくヘルメットを持参したが、予定通りここでリターン。西穂高岳を目指すためにはプラス3時間が必要、時間的に厳しいことと、疲労で震える足での岩場は怖い。もう少し体力と経験が欲しい。
福地温泉付近の小学生の遠足は1,2年生で上高地、3年生で乗鞍岳、4年生で西穂高岳だそうだ。
4年生で西穂高岳へいけるなら我々も可能性が無いわけではない。
次は西穂山荘に1泊、西穂高岳をターゲットにし、もう一度トライしたい。
小学生のほうが体力あるんじゃないかな。小学4年生が行けるから我々もという思考はどうよ?
奥飛騨温泉 元湯 孫九郎
ロープウェイを下車後、バスで約30分ほどの距離にある福地温泉「孫九郎」
到着したらすぐお昼寝できるベッドのお部屋。昔ながらの布団のお部屋は留守中(お食事中など)にお部屋へ誰かがはいることが結構イヤなので最近はほぼベットのお部屋をチョイス。
メイクアップ時には明るい洗面所が嬉しい。メイクアップ用品もってきてないけど(ノД`)・゜・。
広々したスペースはストレッチ体操に最適。
登山で疲れた心身をもみほぐすマッサージチェアは幸福度が高い。
作務衣はズボンがついていて足が冷えにくく大好き、すべての旅館において欲しい。
携帯電話等を充電するたのアイテムが用意されていた。
入室時、非常に丁寧にいろいろ説明してくれるがもう少し簡素化してほしい。登山で汗をかきペタペタしているため一刻も早く風呂に入りお昼寝したい私としては、紙に書いておいてくれれば嬉しいなと思ってしまった。
孫九郎の夕食
地元の食材を利用し一品一品工夫が凝らされ変わった食材が使われ大変興味深いお食事だった。
かわふぐ(ナマズ)の刺身、りんごの天ぷら、揚げ玉入りにゅうめん等。
食べきれなかった五平餅はお部屋へ持ち帰りできてちょうどよい夜食となった。
孫九郎の朝食
野菜たっぷりで嬉しい朝食♪
食べ過ぎが一番健康に悪いのよ、孫九郎では厳選された素材を少量づつ、野菜を中心に出してもらえることが何より嬉しい。
孫九郎の風呂
孫九郎の風呂は本当にいい!
毎月のように各地の温泉旅館へ通っているが、ここまで完成度の高い風呂にはなかなか巡り合えないものだ。
4本の源泉を持ち豊富な湯量とセンスのよいお風呂、清潔感のある脱衣所、なんといっても私が一番嬉しいのは「ぬる湯」があること。ぬるーい湯にゆっくりつかる幸福感の高さよ。それから夜中も使用できる点が深夜2時、3時に風呂へ行く楽しみがある私にとってはとても嬉しいこと。家族風呂もあり色々楽しめ8回入浴した。チェックインが遅く、朝の出発が早いのでいつもより少なめ。
以前から狙っている1日5組しか泊まれないものすごくお料理にこだわった高級旅館がある。そこは風呂が22時までと早くクローズされてしまう。こだわりのお料理は本当に捨てがたいがフロに入れる時間が短いというだけであっさりあきらめるあたり、私が温泉旅館を選ぶ基準は第一にフロだと気づかされた。
孫九郎のロビー
セルフサービスでコーヒーが飲める、コーヒー好きには嬉しい。
朝食が7時半で、出発が8時と非常にタイトなスケジュールだったが、福地温泉入口のバス停まで送迎してもらえたため、ロビーでコーヒーを飲むことができた。
サントリー「クラフトボス」のテレビCMの撮影に孫九郎のお風呂が使われたようだ。
ロビー横のお土産屋は小さいながらも充実していた。
3日目 上高地~帰路
上高地は有名な観光スポットでもあるが、有名な山岳の登山口でもある。今回はウォーキングコースを楽しみつつ、遠くの高い山々を見上げて、地図を見ながら次に登る山を下見してきた。
普通に人間同士がすれ違うかのごとく通り過ぎていく場慣れしたオサルさんに遭遇。サルといえば危険なイメージしかないのでどう逃げるか一瞬で脳内シュミレーションをしたが杞憂に終わった。
昼食はバスターミナルにある食堂をチョイスした。帝国ホテルをはじめオシャレなホテルランチから、鮎の塩焼き定食、アップルパイのあるカフェなど様々な飲食店が立ち並ぶ。観光地なだけにいろいろ選べるの嬉しい。
バスターミナルに「荷物預かり所」があり不要な荷物を預けていくと身軽にウォーキングが楽しめる。荷物は1個いくらという計算なので、なるべくまとめたほうがお値打ちになる。
さいごに
電車でいく登山はマイカー移動と違い事前の準備にかなりの時間を要した。普段公共交通機関をあまり利用する機会がなく慣れてないのが要因ではあるが、電車バスのルート・乗り継ぎや時刻の下調べ、手荷物の量、事前に用意する食料など多くのことを考えなくてはならずボケ防止に効果的だと感じた。
電車バスでの登山にトライすることが一番の目的だったので、過去に登ったことがある山をチョイスした。初めてのことばかりだとストレスを感じ疲れてしまい、普段は怒れないようなささいなことでもイラっとしてしまう。できれば楽しく過ごしたいので過去の経験を足場に、少しづつ新しいことを加えていくのがしらたき流。
日本百名山を制覇を目指しているが、西穂高岳は百名山ではない。ここ穂高には百名山の登山口があるため、次へ繋がるように下見をしてきた。「次はこの山へ登りたい」と夫に熱く語り、実際に山を見上げイメージを膨らませてきた。
現在制覇したのは「木曾駒ケ岳」「美ヶ原」「御嶽山」「乗鞍岳」の4山。百名山の中でも超初心者向けの山々、これ以上の山々を目指したいので1日1万歩のウォーキングを継続中、目標があるからこそ頑張れる。
美容と健康のために始めた登山であるが、百名山制覇ととんでもない野望につきあわされる夫。
最初は渋々始めた登山だが登山から得られる多くのメリットを感じているようだ。
僕の年代の人はだいたいお腹が出てるけど、僕は出てないんだよ(嬉)
筋肉もついたし、疲れにくい身体になったから登山は続けたいな♪
美味しいものを食べられるから次も頑張る!
最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。
次なる百名山レポートが実現できるように、まずは体力作りを頑張ります。それではまた(^.^)/~~~
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