八ヶ岳の阿弥陀岳、百名山の赤岳にトライするにあたり、拠点にした山小屋「行者小屋」を紹介します。
行者小屋(ぎょうじゃごや)とは
標高2340mに位置し、テント場から見る赤岳、横岳、阿弥陀岳の眺めが抜群に良い。
赤岳、横岳、阿弥陀岳を目ざすならこの「行者小屋」を拠点にすると便利!
外観など
トイレ・更衣室
更衣室はとてもきれいで鏡があり快適。
トイレは男女共用。比較的キレイ。
洗面所は大きな鏡と水道が3か所、比較的キレイ。
受付
食事・休憩処
個室の様子
軽食
行者小屋の御食事
行者小屋へのアクセス
八ヶ岳登山の起点となるのが、標高1500mの美濃戸口。
美濃戸口までは公共交通機関、マイカーが利用できる。
美濃戸 登山口へのアクセス
マイカーの場合(中央自動車道 諏訪南ICまたは諏訪ICから約30分)
電車、バスの場合(JR中央本線 茅野駅下車。茅野駅西口バス乗り場から約1時間)
美濃戸口から小屋までのアクセス(徒歩で約3時間)
美濃戸口から赤岳山荘、やまのこ村の場所までは徒歩で約1時間。
ここまでマイカーでいけば歩行時間を短縮できるが、人気があり早朝でも駐車場がいっぱいの可能性がある。
やまのこ村駐車場は1日あたり1000円で予約ができるのでおすすめ。
ただし未舗装の悪路のため車高の低い車は要注意。
予約制 駐車場「やまのこ村」の利用が便利
1台あたり1日1000円(入金後はいっさいの返金なし)
10日前より電話にて予約受付 TEL090-8845-2274(6:00~19:00)
電話をすると「ホームページを見ましたか?」と聞かれる。
見てないと読んでからもう一度電話してくださいと言われる。
TEL090-8845-2274(6:00~19:00)
10日前から予約開始
予約希望日、到着時間、車種、台数を伝える。
日にちが変われば1台1000円追加
HP「やまのこ村 駐車場情報」の振り込み先の詳細を見て送金。
振り込み画面をスクショまたは振り込み用紙を保存
やまのこ村の電話番号へショートメールを送信。
記入内容「予約日、予約番号、台数、名前、〇〇〇〇円振り込みました」
「ご連絡ありがとうございます。当日はお振込みのわかる画像かペーパーをお持ちください。お気をつけて起こし下さい。やまのこ村」という内容の返信が来る。
入口で駐車場所を案内してくれるスタッフが待機している。
振り込み画面のスクショまたは振り込み用紙を見せる。
諏訪南ICからズームラインを通り約30分(美濃戸登山口から約10分)
美濃戸口からやまのこ村までは未舗装でガタガタの悪路。
やまのこ村から行者小屋までの景色
やまのこ村にマイカーを駐車し、赤岳山荘と美濃戸山荘を横目に通りすぎ、苔むす森の中をひたすら歩く。
ビッシリと生え、光があたり美しい緑色のコケ。
美しい清流あり、石がゴロゴロしたところあり。
目をひく、色とりどりのきのこ。
行者小屋からアクセスのよい山
百名山「赤岳」
赤岳は百名山のひとつで八ヶ岳の最高峰。標高2899mの巨大な山塊。
いくつかのルートがあり登山ビギナーでもチャレンジしやすいのが魅力。
ヘルメットを持参したほうがよい。
阿弥陀岳
阿弥陀岳は標高2805m、八ヶ岳で3番目に高い山。
東斜面は高度感が強いたいへん急な岩壁がある。ヘルメット必須。
横岳
横岳は標高2830m。硫黄岳から赤岳へ向かう途中にある山でハシゴ、クサリ場、ストックをしまい岩をつかみながらすすむなど緊張感ある登山道。
硫黄岳
硫黄岳は標高2760m、南八ヶ岳の北端に位置し展望のよさが魅力。赤岳への縦走の起点となる山。
桜平からオーレン小屋を経て夏沢峠から山頂を目指すルートは日帰りできて人気のコース。
八ヶ岳の山小屋の魅力
八ヶ岳には各々特長のある魅力的な山小屋が点在する。快適でごはんがおいしい小屋、カフェのようなおしゃれな小屋、山だけでなく山小屋を訪れることが目的にもなる。
山小屋で美味しいご飯を食べ、ぐっすり寝てエネルギーチャージし日帰りではいけない山にトライすることができる。
また途中に点在する山小屋で軽食やランチを提供してくるので、必要最小限の行動食と水だけの少ない荷物で登山をすることができる。
美濃戸山荘(みのとさんそう)
美濃戸山荘は赤岳鉱泉へ向かう北沢コースと行者小屋へ向かう南沢コースの分岐点に立つ山小屋。
小屋の入口に無料のお茶と無料の休憩所がある。軽食が販売されていて、八ヶ岳焙煎のコーヒーはおかわりできてホッと一息ハッピー。
赤岳山荘(あかだけさんそう)
赤岳山荘は美濃戸口より徒歩1時間、マイカーの場合10分の位置にある山小屋。マイカー登山に便利。
駐車場はあるが予約ができない。一日1000円。
おわりに
今回のスケジュールは行者小屋で荷物を軽くし1日目「阿弥陀岳」、2日目早朝から「赤岳」の予定だったが、パートナーの膝痛により翌日の赤岳に備え、阿弥陀岳山頂目前でリターン。
ところが2日目はさらに痛みが悪化、赤岳もあきらめ下山することにした。
2時間ちょいで下山できるところを3時間かけて、ヒザに衝撃を与えないようゆっくりと歩いた。
こんな状況の時に自分はどうすべきか考えてみた。
せっかく時間とお金を使って来ているのだから、もし自分の調子が悪かったら同行者だけでも山頂を目指してもらい、途中で待機という選択をすると思う。
このような状況が過去になかったので、今回は登頂せず一緒にリターンしてしまったが、危険な状況でない限り次からはソロでも上を目指したい。
どこの山頂にも到達することができなかったが、駐車場まで無事に歩いて下山できたことはなによりだった。
「次の楽しみが出来たね」なんて甘いこと言えるほど人生は長くないから(笑)
ちょっと冷たいようだけど次は置いていく!
山小屋でコーヒーでも飲んで待機していてもらうね(笑)
最後までお読みくださいましてありがとうございます。
それでまた、ハッピーな日々を(^.^)/~~~
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